038233 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

なつかしい あのころ

なつかしい あのころ

食べ物系 1

1. 握り鮨はなぜ、一貫、二貫と数えるの?
 
 子供のころ両親が今日はお寿司を食べに行こうかとなると、飛び上がって喜んだ記憶がある。焼き魚は大嫌いなのに魚の刺身は大好きだったなぁ。
 「海老、イカ、とタコを一個づつネ」というと父親がお寿司は
 「一貫、二貫と数えるんだよ。」と云われ、
 「へー、そうなの?鳥は一羽2羽で犬や猫が一匹二匹(正しくは一頭二頭   
  か...)だからいいけれど、どういう意味があるの?」と切り返し父親は
 「そこまで分かっていてそういわれると答えようがないな。とにかくお寿 
  司屋さんで注文するときはそういわないと粋じゃないから、その粋がわ
  からないんじゃ、次から食べさせないよ。」と云われてしまい。
 そうか寿司は一貫二貫訳分かんなくても大好物の寿司を食べるために、とりあえずこれからはそう呼ぶことにしようと思った物である。

 
  解 説

 一説にはお金の単位が「貫」だったころ、鮨一個の値段が一貫だったことの名残り、そして巻物の単位の「巻」が、そのまま使われたともいわれる。
 巻物は一本二本で、それを切れば一切れ、二切れと単純なのだが、握りずしは一カン二カンと数える理由は、謎につつまれている。


 なんだこの本でも明解じゃなかった! 親父の解説の方がましだったな。


2. カッパ巻き 
 
  解 説 

 キュウリの海苔巻きのことを「カッパ巻き」という。きゅうりが「カッパ」と呼ばれるのは、「河童の好物はキュウリ」という迷信に由来している。今でも神社の夏祭りには、きゅうりをお供えするところが多いとのこと。これは夏は水害、水の事故が多いこともあって、夏祭りが水神の化身である河童と深く結びついているためらしい。
 さらに、きゅうりの切り口が河童の頭に似ていることから、河童の好物はキュウリと考えられるようになった。

 これは後者の方が面白いな。


3. 「バッテラ」の名前の由来

 江戸前握り鮨は好きで、大坂の押し鮨は好物とは言えなかった。その中で「バッテラ」だけは別でした。最近では「柿の葉鮨」を知り、家で食べるのにはけっこういけると思っています。
 この名前の由来はある程度親父から聞いていたのと同じだった.
 今は亡き親父がこの話をしたとき、「ほんとー?そうかなぁー。」と半信半疑の状態だったので、この解説を読んだとき親父のことを思い出したので書くことにしました。

   解 説
 
 明治二十年代、コノシロという魚をしめて、ボートのような形にして売り出した寿司屋があった。現在の四角いバッテラより、もっと舟の形に近いものだったらしい。ボートのことをポルトガル語で「バッテラ」と呼ぶため、誰からともなく「バッテラ二隻おくれんか」などとなったらしい。やがて「バッテラ」が正式名称になった。
 そのうち、コノシロがサバに代わり、形もボート形から、細長い角形になったが、名前だけはそのまま残ったとのことである。


 「バッテラ」の名前の由来は良くわかったのですが、コノシロという魚を僕は知らない。誰かご存知の方がいらしたら教えてほしいです。


4. 鮨屋さんで御飯のことを「シャリ」というが...

  解 説

 語源は仏教用語で、お釈迦様の骨のことを「舎利」、または「仏舎利」と呼ぶことに由来する。
 仏教では、「舎利」(骨)は土にかえると、めぐりめぐってイネ、ムギ、アワ、キビなどの穀物になり、人々を助けてくれると説かれる。つまり米は「舎利」の化身であり、非常に尊いものと考えられてきた。そこから、日本では、主食である米を「シャリ」と呼ぶようになった。


 子供の頃、両親は御飯の食べ方についてはうるさかった。お茶碗にご飯粒が残っていると、「ちゃんと全部きれいに食べなさい。」例え副食のおかずを残しても怒られなかったがご飯粒だけは別だった。
 つい先日池波正太郎氏の本を本屋さんで見かけたときぱらぱらとめくって
みたら、「シャリ」なんて気取る必要なんかないんですよ。普通にご飯て言えばいいんです。という一文が頭に引っ掛かった。本を購入した後だったので、その場を去ったが、今この本を読んでみたくて妙に仕方ない。


5. 「たぬき」と「きつね」

 大学生の頃まで僕は「たぬきそば、たぬきうどん」そして「きつねそば、きつねうどん」が当たり前だと思っていました。
 大学で友達になった大坂出身の人とそば屋に行ったとき、「今日はキツネ食べよう。ところでたぬきってなんだ?」とその友人が言うので僕が「きつねは油揚げでたぬきは揚げ玉が入っている。」と説明したら「何いってんのお前!大坂じゃ揚げ玉は無料でおいてあるのが当たり前だぜ、東京じゃ揚げ玉入りでたぬきになりお金とんのか?」僕は「.....?」しばらくして二人で大笑いした思い出がある。

  解 説
 油揚げ→お稲荷さん→きつね、というのはわかるが、なぜ、揚げ玉がたぬきなのか?

 たぬきうどん(そば)というメニューが誕生したのは昭和二十年代の前半である。それまでは揚げ玉を好きなだけお客が入れてタダで食べるのが普通だった。ところが商魂たくましい東京の某そば屋が、揚げ玉をタダにするのはもったいないと、「たぬきうどん」なるお品書きを作り、10円(現在の100円くらいに匹敵すると本には書いてあった。)程度値上げをした。
 キツネがあるからタヌキにしよう、という安易な発想で、タダだったものが有料になったとのことである。

 今でも大坂方面では「タヌキ」は存在しないのだろうか?
 揚げ玉入りが「タヌキ」ではなく、別の具が入ってて「タヌキ」というメニューがあったら楽しいのに... 



 
 


© Rakuten Group, Inc.